いつもRIKCADをご利用いただき、誠にありがとうございます。
RIKCAD11より標準搭載されて、少しずつ耳にするようになってきた「BIMx(ビムエックス)」という名前。
「なんとなく自分に関係がありそうだけど、実際どんなもの?」「自分には使いこなせる?」
そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。
BIMxを活用すると、RIKCADで作成した3Dモデルと2D図面をひとつにまとめて、スマホやタブレット、PCで、平面図と3Dを行き来しながら設計を見ることができるデータとして共有できます。
そのデータを開けば、立体的な空間をぐるっと見渡したり、図面からワンタップで該当箇所の3Dに飛んだり・・・。
まるで“図面の中を歩くように”設計を見ることができます!
この記事では、BIMxにまだあまり触れたことのない方でもすぐに試せる魅力や活用方法を、わかりやすくご紹介します。
アプリのダウンロードは無料・使い方はシンプル
NTTドコモ モバイル社会研究所が2024年に公開したデータによると、日本国内で携帯電話の所有者のうちスマートフォンの所有比率は97%となりました。
今や様々なアプリのダウンロードは日常的になり、画面をタップしたり、スワイプしたりする操作も、ほとんどの方が難なくできる状況となっています。
BIMxもスワイプやタップで3D空間を自在に閲覧できるという点で、お施主さんにも抵抗感なく直感的に利用していただけます。
無料・誰でもダウンロードできる・簡単操作という点で、導入のハードルが低く、それでいてコミュニケーションの質を大きく変えられる。それがBIMxの魅力です。
「図面を見てもイメージできない」を解決
例えば、設計図面をA3用紙に印刷して、お施主さんのご自宅で打合せをしているときに、こんな経験はありませんか?
- 「この空間って広い?狭い?」「この壁の高さってどのくらい?」
- 「ここってどうなってるの?」と聞かれるたびに説明が難しい
BIMxは、こうした“伝わりにくさ”を解消し、設計の意図や空間のイメージが、言葉を使わなくても自然に伝わるようになります。
例えば、画面上の壁をタップすると商品情報を確認することができたり、寸法や㎡の測定が可能となり、 「この部分、実際どんな感じ?」という質問に、“見せて答える”ことができるようになります。

もちろん、お施主さんとの打ち合わせだけでなく、施工現場との情報共有にも活用できます。
たとえば、現場の職人さんに対して「この納まりで合ってる?」「この部分の高さや見え方は?」といった確認が必要な場面でも、3Dモデルを見せながら共有することで、図面上では伝わりづらい部分もスムーズに理解してもらえます。
タブレットやスマホで持ち出せるので、現場でそのまま確認・すり合わせができるのも大きなメリットです。
「本当にそんなに分かりやすくなるの?」と思った皆様へ。
ここまでの一連の流れを、実際のBIMx操作画面でご紹介します。
イメージがグッと伝わりやすくなることを、体感してみてください。
ここまでBIMxで広がる設計の可能性をお伝えしてきましたが、ここでさらなる朗報です!
2025年3月末、RIKCAD×BIMxはさらに進化し、皆様の打合せをより強力にサポートする新機能をリリースいたしました!その新機能とは「オブジェクト商品 WEB参照」機能です。
■オブジェクト商品 WEB参照とは?
図面上に配置したカーポートを選択し、情報欄より、商品情報をWEBサイトで確認できる機能です。
これにより、カタログを開いてご説明する手間を省略化でき、スムーズな流れを途切れさせることなく、寸法説明・カラー選択を進めることができます。
※オブジェクト商品 WEB参照をご利用の場合はWi-Fi環境が必要です。
約30秒のご紹介動画をご用意いたしましたので、ご確認ください。
本日は、RIKCAD×BIMxで広がる可能性をご紹介いたしました。
図面だけでは伝わらない──そのもどかしさは、打合せ内で一度は感じたことがあるはずです。
BIMxは、設計者の想いを“見えるかたち”で届けてくれるツールです。
「ちょっと試してみようかな」と思われた皆様、ユニマットリックでは、まずはお気軽に体験いただけるサンプルモデルデータとアプリのダウンロードページをご用意しております。
BIMxに一歩踏み出すきっかけとして、また、今の打ち合わせ手法を見直すヒントとして、ぜひ一度体験してみてください。

なお、BIMxは、アプリだけではなく、PC(Windows/Mac)にも無料のビューアソフトが用意されており、パソコンでも確認できます。
モニターの大きさを活かして図面やモデルをじっくり見たいときや、打ち合わせでプロジェクターや画面共有を使う場合にも便利です。
パソコンでのご利用を予定されている方は、上記のサイト内で、「Desktop Viewer」をご選択の上、ダウンロードください。

RIKCADは、皆様から頂戴したご意見・ご要望をもとに、日々の業務にお役立ていただけるよう、機能改善やコンテンツの充実を進め、今後もさらなる進化を目指してまいります。
今後もご愛顧のほどよろしくお願いします。
BIMxの利用は図面流用防止にも一役買う!?紙図面としての出力が不要で、自社のデザインも守る
BIMxは「閲覧用ビューア」です。図面は3Dと連動して見られますが、直接コピーや編集はできないので、紙図面を渡すよりは、遥かに安全性が高いとも言えます。
一方で、BIMxデータは、メールに添付して共有するには容量が大きく、データのアップロード・ダウンロードなどに時間と手間がかかる場合があります。
その際には、ユニマットリックがご提供する物件共有サービス「OPEN EX」をご利用ください。
OPEN EXなら、メールだけに限らず、LINEでもURLを共有いただけるので、職人さんへの共有が簡単・スムーズに実現できます。
OPEN EXを利用したデータ共有の方法は下記よりご確認ください。
https://www.youtube.com/watch?v=pi0wnqnZHbE&t=16s
OPEN EX 製品ページはこちらより
https://open-ex.jp/