点群データってなに?
近年、建設業界やプラントで徐々に普及しつつある「点群データ」。

「なぜ普及し始めたの?」
「写真の方がキレイじゃないか」
「そもそもこれで何ができるの?」
確かに聞きなれない言葉なうえに、イメージがつきにくいかもしれません…
まず
「点群データ」とはなにか?…その名の通り”点の集まり”です。
下の画像は粗い写真に見えるかもしれません。

しかしこれが「点群データ」であり、
各要素を構成しているのが細かい無数の”点”になります。
「え?」
と思われるかもしれませんが、近づいてみるとその全貌が明らかになります。

点が一定間隔で無数に並んでいるのがわかります。
画像の点と点との距離が粗さ(画素数、ピクセルみたいなイメージ)として画像に表れています。
LiDARスキャナってなに?
「LiDAR」という言葉は、「Light Detection and Ranging」(光検出と測距)を略したもの。言葉の意味からもわかるように、レーザー光を利用して離れた物体の距離を測る仕組みです。同様の仕組みとして、電波を使って離れた物体との距離を測るレーダーがあるが、これの光版と考えられます。

距離の測位には、レーザーやLEDなどの発光源から光を照射し、対象物に反射して戻ってくるまでの時間を計測する「ToF(Time of Flight)」という方式が主に用いられている。
2020年10月に発売された「iPhone 12 Pro」と、11月に発売された「iPhone 12 Pro Max」には、背面カメラ部に「LiDAR(ライダー)スキャナ」が搭載されているます。
この「LiDARスキャナ」で点群データを撮影して、RIKCADに取り込み敷地の現調をおこなう手順を紹介させていただきます。