敷地境界線から”はみ出た”塀端部の処理

先日、あるユーザー様を訪問し「補助線」「参照線」の使い方についてお話しする機会がありました。
多くのRIKCADユーザー様は、初期講習「Lesson1・2」を最初に受講しているため、”補助線は使うけど参照線は使っていない”と思います。

私は「補助線を引かないと描けないCAD」の烙印を押される事が嫌で「参照線」+「テンキー直接入力」派だったのですが、ユーザー様の活用方法をお聞きし、補助線には補助線としての利点・特性があることを学びました。
この辺りは、社内でも取りまとめて改めて発信していきたいと思います。

今回は上図のように「敷地線から境界塀」がはみ出している場合のお勧め処理方法をお伝えします。
めちゃくちゃニッチな事で「いやいや、そんなん気にしとらんわ」という方は読み飛ばしてください。

▼手順1:情報ボックスで塀の厚みを「0㎜」にする
境界塀と同じ素材・同じ高さのまま、「厚み」の項目を「0㎜」に変更します。


▼手順2:上図 矢印のように作図
つまり、「壁の包絡」性質を利用して端部を包絡させることで、端部処理をかけます。
矢印と逆に作図しても構いません。
また、この作業により、塀の側面(小口)だけを異なる材質に変更できるメリットもあります。